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CASIO fx-4850P(プログラム関数電卓)をレビュー! - 2025.6.25

今回はCASIOの古い関数電卓、fx-4850Pです。
1996年発売のfx-4800Pのマイナーチェンジ版で、ほぼほぼ同じです。
1997年発売の機種で、プログラムが組める、しかも当時としては計算も速めの関数電卓です。

この計算機、やはりプログラム機能がミソです。
まぁ、実際言語仕様は微妙すぎますし、使いにくい言語ではあると思うのですが。
A picture of fx-4850P

ちなみに、キーの押し心地はあまり良くないです。
あまりにクリック感が足らず、押せているか不安になります。
電卓である以上、ある程度の押し心地、クリック感は良いものであるべきです。

先ほど言いましたが、言語は割と最悪なので、以下に例をあげようと思います。


"MONTE CARLO"↵
" CALCULATE π"↵
{N}:P=N↵
Cls↵
"CALCULATING..."↵
A=1↵
D=0↵
E=1↵
Lbl 1↵
B=2*Ran#-1↵
C=2*Ran#-1↵
(B^2+C^2)≦1⇒D=D+1◺↵
Dsz N:N>0⇒Goto 1◺↵
Cls↵
"DONE."↵
"π="↵
4*D/P


このコードを見て何をしたいか分かりますか?
コードの1番最初を見た方は何となく察せたかもしれません。
πを求めるプログラムです。

一応、BASIC焼き直し版を掲載します。
BASICなので、雰囲気で解読できるかもしれません。
最小限の動作に必要な部分のみですが、まぁ見比べてみてください。

INPUT N:P=N
Cls
A=1:D=0:E=1
LABEL 1
B=-1+ RND 2
C=-1+ RND 2
IF (SQU B)+(SQU C)<=1
THEN D=D+1
N=N-1:IF N>0 THEN GOTO 1
4*D/P


こっちの方が、見やすくないですか?
比較対象がおかしいような気はしますが、ポケコンPC-G850より遅いです。
実際、PC-G850はZ-80をCPUとしているので、その差はあると思いますが。

まぁ、色々ボロクソ言って来ましたが、多機能であることに変わりはないです。
だからと言って、これを買う意味はないと思いますが。
黙ってfx-5800Pを買いましょう。

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