みなさま、電子辞書はお持ちでしょうか。
最近、電子辞書業界も勢いがなくなってきたように感じます。
しかし今だからこそ電子辞書をお勧めしたいのです。
そもそも、今の時代に電子辞書という存在を知らない人はいないとは思いますが、これからの時代はそうでもなくなってくるような気がしますのでざっくり説明しておきます。
電子辞書というのは辞書のデータを電子化して検索できるようにしたデバイスです。
日本には、大きく5つの電子辞書メーカーが存在しました。
それはCASIO, SHARP, SII, Canon, SONYです。
しかし、そのうち4社は電子辞書ビジネスから撤退、またはその宣言をしています。
残るはSHARPのみ。
これは電子辞書ビジネスにはもう夢がないという意味です。
しかし、本当に電子辞書に夢はないのでしょうか。
電子辞書というのは本当に素晴らしいデバイスであって、文字通りPDAな訳です。
PDAはPersonal Digital Assistantの略称であって、電子辞書はその語句通りの役割を持つのです。
最近、多くの方はインターネットで検索を走らせるようです。
しかし、そこに確実は情報はあるのか、とふと疑問を抱きます。
そのためには信頼できる情報源を選ばないといけません。
しかし電子辞書においては語句を打てば検索されます。
しかもお金を払って買っている、そして信頼性の高い情報が集まっています。
語句の検索という意味で、電子辞書はインターネットより優れていると考えられるわけです。
しかもインターネットなどと比べて電子辞書には横道に逸れる要素も限りなくゼロに近いのです。
もちろん電子辞書にも欠点はあります。
やはり値段ですよね。
ふざけてるのか、と思うくらいに高額商品です。
普通にスマホが買える値段ですからね、電子辞書離れが起こることも無理はないと思います。
では、ここからはメーカーについて説明していきます。
既に販売を終了している場合は、最終機種のシリーズ名を表記しています。
また、ここではSONY製電子辞書は省略させていただきます。
中古市場にもほぼ出回っていないからです。
現在、唯一の電子辞書を生産し続ける企業です。
Yogaスタイルとでも言いましょうか、360°回転できるディスプレイが特徴です。
店頭で触った限りですが、画面の操作感は快適でしたね。
特に操作面でストレスは感じないと思います。
ただしコンテンツ面は不満があります。
学生用電子辞書なので、ビジネス英単語なんかは完全に不向きです。
学生が買う分には使いやすくて良いと思います。
2021年からは内部のOSも変更され、脱獄行為もできないと思います。
2025年まで、最も専門的な電子辞書を生産したメーカーです。
2025年2月をもって電子辞書(ハードウェア)の開発事業からの撤退を発表しました。
最終世代の操作感は微妙に感じますが、それ以外の機種は十分操作しやすい、極められたモデルです。
最新世代以外にある上部のファンクションキーももちろん良いです。
CASIOはなぜそれを消したんでしょうか…
操作の遅延も特になく、非常に快適だと思います。
しかし、抵抗被膜式タッチディスプレイは指での操作に向きません。
一部のモデルはリニューアルされておらず、使いやすい世代のモデルもたくさん売っています。
ぜひ量販店で触ってみてください。
日本で一定のシェアを持っていたメーカーです。
2015年をもって事業を撤退しています。
わたし個人としてはSIIが最もお気に入りです。
最終世代のDAYFILERについて言うと、無駄に高機能な電子辞書です。
画面の更新がワンテンポ遅れるような体感です。
ですが、操作が漏れることはないので安心して操作できます。
バッテリー保ちは最悪ですね。
公称11時間は流石に利用者を舐めているような気もします。
電源接続環境があったり、PC接続機能が欲しいならお勧めです。
個人的に下に見ているメーカーです。
2015年あたりを目処に、実質的に事業撤退の状態です。
フラッグシップはもう売っていません。
初期〜中期の機種は結構良さげではありますが、近年の機種は微妙です。
強度面でも心配ですし、インターネット上のレビューによると操作性も良くないとのことです。
SHARPのように縦向き液晶として使うことが可能ですが、幅の意味でもCanonは微妙です。
特に理由がなければ買う意味はないと思っています。
いかがだったでしょうか。
中古で安く買うのがお勧めです。
Amazon中古などなら10000円未満、あるいは5000円前後で状態の良い中古が手に入ります。
ぜひ、電子辞書ライフを…